骨粗鬆症

骨粗鬆症

骨密度が低下して骨折につながる

骨密度が低下して骨折につながる

骨粗鬆症は、骨の密度が低下して骨がもろくなる病気です。健康な骨は内部がしっかり詰まっていますが、骨粗鬆症になると中がスカスカになり、ちょっとした衝撃で骨折しやすくなります。

骨粗鬆症は、痛みなどの自覚症状がないまま進行します。転んで骨折し、検査をして初めて骨粗鬆症がわかるということも珍しくありません。特に太ももの付け根(大腿骨)の骨折は、寝たきりにつながることがあります。一度骨折すると次の骨折を起こしやすくなるため、最初の骨折を防ぐことが大切です。

当院では、骨粗鬆症の検査と治療を行っています。「背中が丸くなってきた」「身長が縮んだ気がする」といった方は、お気軽にご相談ください。

こんな方はご相談ください

  • 閉経を迎えた女性
  • 65歳以上の方
  • 身長が縮んできた
  • 背中が丸くなってきた
  • 家族に骨粗鬆症の方がいる
  • たばこを吸う方、お酒をよく飲む方
  • 運動をあまりしない方
  • やせ型の方
  • ステロイド薬を長く服用している方 など

骨粗鬆症の診断基準

骨密度測定を行い、若い人の骨密度と比較して診断します。

  • 骨密度が若年成人の70%未満:骨粗鬆症
  • 骨密度が若年成人の70~80%:骨量減少(骨粗鬆症予備群)

また、骨密度が80%以上でも、軽い衝撃で骨折したことがある場合は骨粗鬆症と診断されます。背骨の圧迫骨折は、ご本人が気づかないうちに起きていることもあります。「背中が曲がってきた」「身長が2cm以上縮んだ」という方は、すでに圧迫骨折を起こしている可能性があります。

骨粗鬆症の原因

女性ホルモンの減少

女性ホルモンには骨を守る働きがあります。閉経を迎えると女性ホルモンが急激に減るため、骨密度が下がりやすくなります。閉経後の5~10年間は特に骨密度が低下しやすい時期です。50歳を過ぎたら一度検査を受けておくことをおすすめします。

加齢

年齢を重ねると、骨を作る働きが弱くなり、骨を壊す働きとのバランスが乱れます。男性も年齢とともに骨密度は下がっていきますので、安心はできません。

生活習慣

カルシウムやビタミンDの不足、運動不足、過度な飲酒、喫煙なども骨密度を下げる原因になります。若い頃から極端なダイエットを繰り返していると、骨に必要な栄養が不足して、将来の骨粗鬆症リスクが高まります。

他の病気や薬の影響

糖尿病、甲状腺の病気、関節リウマチなどがあると骨粗鬆症になりやすくなります。また、ステロイド薬を長期間服用している方もリスクが高まります。

診察と検査

当院では骨密度測定を行っています。痛みはなく、短時間で検査できます。若い人の平均的な骨密度と比較して、ご自身の骨がどのくらいの状態かがわかります。

骨密度が低い場合は、血液検査で骨の代謝の状態を調べることもあります。骨が壊れる速さと作られる速さのバランスを見ることで、適切な治療薬を選ぶことができます。また、カルシウムやビタミンDが不足していないか、骨粗鬆症の原因となる他の病気がないかも確認します。

さいたま市の「骨粗しょう症検診」

当院はさいたま市の骨粗鬆症検診の実施医療機関です。対象は40・45歳の女性、および50歳から80歳の女性(前年度未受診の方)で、費用は400円(70歳以上は無料)です。受診には、市から届く「がん検診等のご案内」はがきが必要です。ご希望の方はお電話でご予約ください。

当院での治療

お薬による治療

骨粗鬆症の治療薬には、骨が壊れるのを抑える薬、骨を作る働きを助ける薬などがあります。患者様の年齢、骨密度、骨折のリスクなどを考慮して、適切なお薬を選択します。お薬は飲み薬のほか、注射で投与するものもあります。

当院では生活習慣病の治療も行っているため、糖尿病などをお持ちの方は、骨粗鬆症のリスク管理も含めて一緒に診ていくことができます。

食事の見直し

骨を強くするには、カルシウム、ビタミンD、ビタミンKをしっかり摂ることが大切です。カルシウムは牛乳、小魚、豆腐、小松菜などに多く含まれています。ビタミンDはサケやサバなどの魚に多く、日光を浴びることで体内でも作られます。ビタミンKは納豆やほうれん草などに含まれています。

積極的な運動

骨は、適度な刺激を与えることで強くなります。ウォーキング、階段の上り下り、スクワットなど、体重がかかる運動がおすすめです。転倒を防ぐために、片足立ちやかかと上げなど、バランスを鍛える運動も取り入れましょう。

漢方薬の処方

骨粗鬆症に伴う腰痛や足腰の冷え、だるさなどには、漢方薬が合うこともあります。西洋薬と組み合わせて処方することで、体全体の調子を整えながら治療を進めることも可能です。