吐き気が続く時は早めに受診を

気持ち悪さが続く、食べたものを戻してしまうなどの症状には様々な原因があります。胃腸の感染症、食あたり、ストレス、めまいなど、原因によって対処法が変わります。嘔吐を繰り返すと体の水分が失われて、脱水を起こすこともあります。
吐き気や嘔吐は日常的によくある症状ですが、原因をきちんと調べることが大切です。当院では、吐き気や嘔吐の原因を調べて、症状を和らげる治療を行います。水分が摂れない、症状がなかなか良くならないという方は、お早めにご相談ください。
こんな症状はありませんか?
- 胃がムカムカする
- 食べたものを戻してしまう
- 水を飲んでも吐いてしまう
- お腹の痛みと一緒に吐き気がある
- 頭痛やめまいとともに気持ち悪い
- 緊張すると吐き気がする など
水分不足になっていませんか?
嘔吐が続くと、体から水分がどんどん出ていきます。次のような症状は、水分不足のサインです。
- トイレに行く回数が減った
- おしっこの色がいつもより濃い
- 口の中がカラカラする
- 立ち上がるとふらつく
- 体に力が入らない など
特にお子様やご高齢の方は脱水が進みやすいので、注意が必要です。
こんな症状があればすぐ受診を
- 半日以上、何も飲めない
- 38.5℃以上の熱がある
- 強くお腹が痛む
- 吐いたものに血が混じっている
- 意識がぼんやりしている など
吐き気・嘔吐の原因
細菌・ウイルス
いわゆる「お腹の風邪」や食あたりです。急に気持ち悪くなり、嘔吐や下痢が起こります。熱が出ることもあります。冬に多いノロウイルスは感染力が強く、家族にうつりやすいのが特徴です。傷んだ食品や、生焼けの肉・魚を食べた後に発症することもあります。
ストレス・緊張
心配事がある時や、大事な予定の前に気持ち悪くなる方がいます。自律神経のバランスが乱れると、胃腸の動きが不安定になり、吐き気を感じやすくなります。
めまい
耳の奥にある平衡感覚をつかさどる部分に問題があると、めまいとともに強い吐き気が起こります。
その他の原因
片頭痛の発作中に吐き気を感じる方は多いです。妊娠初期のつわり、お薬の副作用、胃酸が逆流する病気(逆流性食道炎)なども原因になります。
診察について
状況を詳しく伺います
いつから症状があるのか、何回くらい吐いたのか、下痢や熱はあるのかなどを確認します。最近食べたものや、まわりに同じ症状の方がいるのかどうかもお伝えください。お薬を飲んでいる方は、お持ちでしたらお薬手帳をご持参ください。
検査について
必要に応じて血液検査を行い、脱水の程度や炎症があるかを調べます。感染症が疑われる場合は、便の検査をすることもあります。胃や腸の詳しい検査(内視鏡検査)が必要な時は、専門の医療機関をご紹介します。
当院での治療
お薬で症状を抑えます
吐き気を止めるお薬や、胃の調子を整えるお薬などを処方します。腸内環境を整える整腸剤も使用します。細菌が原因の場合は、抗生物質を処方することもあります。
漢方薬も選択肢の一つです
当院では漢方薬も処方しています。吐き気には五苓散や半夏瀉心湯など、症状に合わせてお薬を選択します。
水分の摂り方が大切です
吐いた分の水分を補うことが重要です。経口補水液やスポーツドリンクを、スプーン1杯くらいの量から始めてください。一気に飲むとまた吐いてしまうことがありますので、少しずつこまめに摂るようにしましょう。
食事は、吐き気が落ち着いてから再開しましょう。おかゆやうどんなど、胃に優しいものから始めてください。油っこいものや味の濃いものは、しばらく控えた方が安心です。
吐き気などにより水分補給が難しい場合には、点滴による水分補給が必要となることがあります。当院では、必要に応じて点滴治療を行える体制を整えています。
家族にうつさないために
ウイルス性の胃腸炎は、まわりの方にうつりやすい病気です。手洗いをしっかり行い、タオルは分けて使ってください。吐いたものを片付ける時は、手袋とマスクをつけましょう。症状が治まっても、しばらくは体内にウイルスが残っていることがあります。