「症状がないから安心」ではありません

生活習慣病とは、食事、運動、喫煙、飲酒などの日々の習慣が原因で起こる病気の総称です。高血圧、糖尿病、脂質異常症などが代表的なもので、いずれも初期には自覚症状がほとんどありません。気づかないうちに進行して、ある日突然、心筋梗塞や脳卒中といった命に関わる病気を引き起こすことから「サイレントキラー」とも呼ばれています。
当院では、生活習慣病の診断と治療を行っています。健診で数値の異常を指摘された方や、ご家族に生活習慣病の方がいる方は、症状がなくても一度ご相談ください。
こんな方はご相談ください
- 健診で血圧、血糖値、コレステロールの異常を指摘された
- 以前より体重が増えた
- 運動不足が続いている
- 食事が不規則、外食が多い
- お酒をよく飲む、たばこを吸っている
- 家族に糖尿病や高血圧の人がいる
- いびきがうるさいと言われる
- 寝ても疲れが取れない など
当院の生活習慣病診療の特徴
複数の病気をまとめて管理
生活習慣病は一つだけでなく、複数を同時に抱えていることが少なくありません。高血圧と糖尿病、脂質異常症が重なると、それぞれ単独よりも動脈硬化のリスクが高まります。当院では、お一人の患者様の体全体を診ながら、病気同士の関連を考えた総合的な治療を大切にしています。
血液検査の結果が当日わかります
当院では院内で血液検査を行い、その日のうちに結果をお伝えしています。糖尿病の管理に重要なHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)は約15分、コレステロールや肝機能なども当日中に結果が出ます。
漢方薬も取り入れています
生活習慣病に伴う冷えや倦怠感、むくみなどの症状には、漢方薬が効果的なこともあります。西洋薬と組み合わせて、体質に合った治療をご提案します。
生活習慣の改善もサポート
お薬だけでなく、食事や運動など日常生活の見直しも大切です。患者様の生活に合わせて、無理なく続けられる方法を一緒に考えます。急に全部を変える必要はありません。できることから少しずつ始めていきましょう。
生活習慣病の種類
糖尿病
血液中のブドウ糖が慢性的に高くなる病気です。初期には症状がほとんどなく、進行すると目、腎臓、神経などに合併症を起こします。早期発見と適切な管理が大切です。
高血圧
血圧が慢性的に高い状態です。自覚症状がないまま心臓や血管に負担をかけ続けて、脳卒中や心筋梗塞の原因となります。ご家庭での血圧測定も重要です。
脂質異常症
血液中のコレステロールや中性脂肪のバランスが崩れた状態です。動脈硬化を進行させる直接的な原因となります。食事の改善とお薬で管理します。
高尿酸血症・痛風
血液中の尿酸値が高くなる病気です。関節に激しい痛みを起こす痛風発作の原因となります。腎臓にも負担をかけるため、発作がなくても治療が必要です。
肥満・メタボリックシンドローム
内臓脂肪の蓄積に加えて、高血圧、高血糖、脂質異常が重なった状態です。動脈硬化が急速に進行し、心臓病や脳卒中のリスクが高まります。
いびき・睡眠時無呼吸症候群
睡眠中に呼吸が止まったり浅くなったりする病気です。高血圧や糖尿病を悪化させる原因にもなります。日中の眠気や倦怠感がある方は要注意です。当院では簡易検査で診断し、必要に応じてCPAP療法(鼻にマスクをつけて気道を広げる治療)を行っています。
骨粗鬆症
骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。加齢や閉経、運動不足、食生活の乱れなどが原因となります。転倒による骨折は寝たきりにつながることもあります。
脂肪肝
肝臓に脂肪がたまった状態です。お酒を飲む方だけでなく、最近は若い方にも増えています。自覚症状がほとんどないため気づきにくいですが、放置すると肝硬変や肝臓がんに進行する可能性があります。当院ではエコー検査で脂肪肝の有無を調べることができます。
生活習慣病を放置すると?
生活習慣病は血管を傷つけ、動脈硬化を進行させます。高血圧、糖尿病、脂質異常症などを複数抱えていると、動脈硬化の進行が加速します。一つひとつの数値がそれほど悪くなくても、重なることでリスクは何倍にも高まります。
「まだ大丈夫」と思っているうちに、心筋梗塞や脳卒中といった取り返しのつかない病気につながることがあります。これらの病気は命に関わるだけでなく、後遺症となって日常生活に支障をきたすこともあります。
生活習慣病は早く見つけて治療を始めれば、コントロール可能な病気です。健康診断で異常を指摘されたら、放置せずに早めに受診しましょう。